虫歯治療
虫歯の治療法は?いろいろなかぶせ物、詰め物
レジン充填(じゅうてん)
前歯の虫歯や奥歯の比較的小さい虫歯に使います。硬質プラスチック製で、保険で治療できます。おおむね1回で治療が終わります。
![]() | ![]() | ![]() |
前歯の虫歯 | レジンで治療 |
インレー
奥歯の中程度の虫歯の治療に使います。保険治療では「銀歯」(金銀パラジウム合金)になります。保険外治療では金合金やハイブリッドセラミックになります。
![]() | ![]() |
保険インレー | ゴールドインレー |
クラウン
奥歯の大きな虫歯の治療に使います。保険治療では原則「銀歯」(金銀パラジウム合金)になります。保険外治療では金合金やセラミックになります。
![]() | ![]() |
クラウン(保険) | ゴールドクラウン |
前歯のクラウン
いわゆる「さし歯」と呼ばれている前歯のかぶせ物です。保険治療の場合、金属の上に硬質プラスチックを貼りつけたタイプになります。正式には「硬質レジン前装冠」と言います。保険外では貴金属の上にセラミックを焼き付けた陶材焼付け前装鋳造冠、通称「メタルボンド」が一般的です。セラミックだけのオールセラミックもあります。
![]() | ![]() | ![]() |
色の合ってない前歯 | セラミックで治療 |
前歯
保険のレジンは吸水性があるために段々変色してくるという欠点がありますがセラミックは色がずっと変わらず審美性が良好です。
![]() | ![]() |
硬質レジン前装冠(保険) | セラミック |
ブリッジ(保険)
歯を抜いた所に歯を入れる方法です。歯は抜けたままにしておくと段々前後やかみ合う歯が動いてきてかみ合わせが乱れてきます。従って抜いたまま放置するのはあまり好ましくありません。
![]() | ![]() | ![]() |
歯が1本無い | ブリッジで治療 |
ブリッジ(保険外)
ブリッジでもセラミックによる治療が可能です。
![]() | ![]() | ![]() |
奥歯1本無し | セラミックブリッジ |
虫歯はどうしてできるの?
口の中には誰でもたくさんの細菌が住んでいます。細菌の中にはミュータンス菌などの虫歯菌もいます。
虫歯菌は甘い物、特に砂糖が大好き。食べ物の中の主に砂糖を栄養にして、表面にネバネバした物質を作ります。
このネバネバした物質は細菌にとって住みごこちがよく、どんどん増えていきます。このネバネバをプラーク(歯垢)といいます。
プラークの中の虫歯菌は糖分を材料に酸を作ります。この酸が歯を溶かしていきます。これが虫歯です。
虫歯はどう進むの?
![]() | C1 | この段階だと痛みもほとんどなく、治療も1、2回で簡単に終わります。 |
![]() | C2 | 冷たい物や甘い物のがしみたりすることがあります。この時点で治療すれば神経もとらずにすみます。これ以上進まないうちに治療しましょう。 |
![]() | C3 | 神経まで進んだ虫歯です。痛いことが多いです。通常、神経をとる治療になります。治療回数も5、6回かかります。 |
![]() | C4 | 根の先に膿がたまったりして歯ぐきが腫れたりすることがあります。なんとか根の中をきれいにして土台を立ててかぶせますが、場合によっては歯を抜かなければなりません。 |