磁石式の入れ歯は以前は保険がききませんでしたが、保険適用になりました。
磁石式の入れ歯は小型の強力な磁石を入れ歯に取り付け、口の中は歯の根に磁石にくっつくステンレス製の金属(キーパー)を装着して作ります。
この装置を磁性アタッチメントと言います。
この入れ歯に取り付け磁石が歯の根に取りつけたキーパーに吸い付くことによって入れ歯を安定させます。
磁石式の入れ歯の特徴
磁性アタッチメントは磁石の力を利用して入れ歯を安定させる装置です。そのため、入れ歯にバネをつける必要がなく入れ歯が目立たなくなります。
磁石式入れ歯は、磁石の吸引力で自動的に所定の位置に戻ります。そのため、入れ歯の取り付けや取り外しが簡単に行えます。また、シンプルな形に作られているので、入れ歯の手入れやブラッシングが簡単です。特に介護を必要とされる方にも有用な治療法です。
磁石式入れ歯は、特殊な技術や機器を使わずに装着することができます。かかり付けの歯科医院で治療が受けられます。
磁石式入れ歯は以前は保険適用外の自由診療でしたが保険適用になり比較的安価で入れられるようになりました。磁性アタッチメント1装置につき4000円程度です。(3割負担、入れ歯の料金は含まず。)
多くの歯がなくなり固定式のブリッジができなくなった場合は通常、取り外し式の入れ歯となります。
取り外し式の入れ歯は残っている歯にバネ等をかけて口の中で安定させます。
自由診療の入れ歯(金属床)の特徴
ばねの無いタイプの入れ歯を「ノンクラスプデンチャー」とも言います。
口元からキラリと光るバネが気にならなくなる入れ歯が作れます。
ばね無し式の入れ歯の特徴
ばねの無いタイプの入れ歯は保険のきかない自由診療となります。
できるケースとできないケースがあり、すべての症例でできるわけではありません。
詳しくはご相談ください。
10万円~
正直言いまして今の保険制度下では良い入れ歯は作りにくいのが現状です。
当院では「保険で良い入れ歯を!」をモットーに噛めて笑える保険の入れ歯を作るよう志しています。
そのため原則として小規模な入れ歯以外は
・型取りはまず出来合いの既成トレーで行って歯並びの模型を作り、その模型上でその人専用のトレーを作って2回目の精密な型取りを行います。
その人専用のトレーで型取りすることによってより精密な型が取れて、よりぴったりと合う入れ歯を作れます。
・総義歯や大きめの入れ歯を作る場合は型取りの材料は精度の高いシリコン印象剤を使います。
型取りの材料は標準タイプのアルジネート印象剤を使うのが一般的ですが、総義歯などの大きな入れ歯ではより精密度の高いシリコーン印象剤を使います。
・前歯の歯並びは顔貌にとって極めて重要です。入れ歯は人工の歯を並べて作るのですが、この歯並び合わせは原則ドクターが診療中にその場で行います。歯科技工所である程度並べてもらったものを若干いじる程度のことが保険の入れ歯では多いのですが、当院では時間をかけてドクターがチェアサイドで行います。
・入れ歯、特に下の入れ歯は実際に食事をすると痛みが出ることが多いです。
当院では痛みがなくなるまで何度でも徹底的に調整を行います。
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